メンタル限界人間のChoromeです。
League of Legendsの春の世界大会、MSIがアツいのですが時差のせいで粘ってもリアルタイムでは2試合しか見られないので憤慨しています。
本記事はあくまで個人的な見解であり、VR機器やVRゲームを貶すものではありません。
本記事はあくまで個人的な見解であり、VR機器やVRゲームを貶すものではありません(2回目)。
知り合いたちがVRにハマっており積極的に布教活動を行っているものの、なかなか普及しないことを嘆いている。
Choromeも知り合いのおうちにお邪魔したときPSVRを体験させてもらい、これは新しい!強い! と思ってPSVRを購入したクチである。
だが半年もしないうちに置物と化し、2021年4月、ついにPSVRを処分した。
そこでVR体験者としてVRが流行らない理由を自分なりに考えてみた。
主な要因は以下の4つではないかと思う。
1. スペース確保の難しさ
2. 高額な初期投資
3. VR酔い
4. 限られたジャンル
まず1.の問題。
日本に限っては非常に大きな障壁となっているのではないだろうかと感じる。
VRのゲームは身体を動かすことが多い。
周囲を見渡そうと思えば実際に首を左右に振る必要があるし、落ちている物を拾うためにはしゃがむことが多い。
目の前にいる敵を攻撃するには剣を振るように腕を動かしたり虚空に向かってリアルパンチを繰り出すことになる。
つまりVRでゲームを遊ぶには最低でも両腕を自由に振り回せる程度のスペースを確保しなければならないのである。
ゲームによってはその場から動くこともあるので、できれば両腕を広げた状態で2人分くらいの広さはほしい。
ある程度のなにもない空間を必要とするVRの特性と日本の住宅事情は非常に相性が悪い。
東京や大阪など家賃の高い都市部での1人暮らしとなればたいていの場合はワンルームだろうし、物が多い場合は実家暮らしでも厳しいかもしれない。
スペースの確保は日本に住む多くの人にとって難しい課題になっているだろう。
次は2について。
金、金、金。
この世はとにかく金である。
命の次に大事なのは金だ。異論は認めない。
VRを楽しむにあたってかなりの初期投資が必要になることはVR普及において間違いなく大きなマイナス点であろう。
Choromeは意地汚いので金の話をしちゃうぞ。
VR機器がほしい! と思った場合、いったいいくらかかるのか。
Amazonで雑に調べてみた。
PSVRの場合
PS4本体 約4万円
PSVRヘッドセット 約3万8000円
PlayStation Moveコントローラ(なくてもいいがゲームによっては必須) 約1万4000円
合計で9万2000円。
これはあくまでハード代のみなのでソフト購入には別途かかることを考えると10万円弱が相場ということになる。
10万ですよ。10万。
ちょっとやってみたいなー 程度でおいそれと出せる金額ではない。
PSVRではなくPCVRの場合はゲーミングPCを購入しなければならないのでもっとエグいことになる。
スタンドアロンのOculus Quest2でさえ3万8000円ほどする。
面白いかどうかわからないものに万単位の金は払えないという人がほとんどなのではないだろうか。 Choromeもイヤです。
一方、日本を席巻しているソシャゲはどうだろうか。
スマホ本体が必要にはなるが、ソシャゲのためにスマホを買うということはないだろう。
初期投資は0円である。
仮にスマホを買うとしてもほとんどのソシャゲは2万円台の端末でも問題なく動作するはずだ。
この差は非常に大きいのではないだろうか。
実際、コンシューマーやPCゲームが伸び悩んでいる要因のひとつとして、無料で楽しめるソシャゲの台頭はあるだろう。
いくら新しい体験ができるといっても他人に10万円を出せ、とはなかなか言いづらい。
そして3。
めでたくスペースと初期投資の問題をクリアしてVR機器をGETしたぞ!さぁ、楽しいVRライフの始まりだ!
だがここにきてまだ大きな壁が立ち塞がる。
VR酔いである。
VRゲームは当然ながらすべて一人称視点である。
平面のFPSよりもさらに視界は狭く画面が少しでも揺れるとたちまち吐き気がこみあげてきてしまう。
酔いにくいように移動の際は地点を指定して瞬間移動するテレポート方式を採用しているゲームも多いが、逆に言えばそのような工夫をしなければならないほど酔いやすいということである。
ChoromeはかなりVR酔いしやすい体質で、エースコンバットをVRでやったときには離陸後10秒でゲロゲロだった。
もちろん酔いやすさには個人差があるし、最初は酔ってしまっても遊び続けていれば自然と慣れて耐性ができてくる。
しかし、そもそも頭痛や吐き気を我慢し続けなければまともに遊べるようにはならないという時点で娯楽としてはハードルが高すぎる。
視点が完全に固定されていてまったく酔わないゲームもあり、最初のうちはそういったものから始めて、徐々に慣らしていくというのが賢明だが、プレイするゲームを選択する際の基準が "酔うか酔わないか" のみになってしまい、VR酔いを避けるために本来いちばん遊びたいゲームができないというような状況になってしまえば本末転倒である。
誰もゲームで体調不良にはなりたくないだろう。
最後に4。
上記3つがすべて解決されたとき、あなたは1つの事実に気がつくであろう。
あれ? 似たようなゲーム多くね?
VRゲームはその特性上、ジャンルが限られてしまう。
酔いを防ぐためにも二段ジャンプやローリングなど激しい動きを伴うアクションは不可能だし、一人称視点なのでSLGやパズルなども少ない。
ほとんどが迫りくる敵をひたすら銃や剣で倒していくFPSか景色を眺める系のあまりゲーム性がないもの、あるいはボクシングなどのフィットネス系である。
恋愛シミュレーションやエロゲのようなものもあるにはあるが、2021年の時点ではほぼすべて男性向けである。
女性向けのVRゲームといえばChoromeは挙式VRしか知らない。
VRChatやRec RoomはゲームというよりSNSに近いし、人と関わるのが好きでない人にとっては楽しめるものとは言えないだろう。
VRにハマればハマるほど、ジャンルの偏りが激しく似たようなものばかりであることに気づいてしまうのだ。
VRは家庭用ゲームのなかでもかなりニッチな部類で収益が見込めないからか、任〇堂やC〇PC〇Mのような大手ゲーム会社がソフトウェア開発に参入していないのもキラータイトルが生まれにくい要因のひとつだろう。
Choromeが考える、VRが流行らない理由は以上のとおりである。
しつこいようだがVR機器やVRゲーム、またVRを楽しんでいる人たちを馬鹿にするつもりは微塵もない。
かくいうChoromeもPSVRは友人に譲ったものの、Oculus Quest2を所持しているし頻繁にVRゲームを物色している。
1人のVRゲーマーとしてVRがさらに発展し、より多くの人たちに楽しんでもらえるようになることを祈っている。
頼むから女性向けVR恋愛ゲーム作ってくれ。秒で買う。
まとめ
・スペースの確保が大変
・初期投資がかかる
・酔いとの戦い
・ゲームのジャンルが限られている