メンタル限界ADHD人間のなんでもごちゃまぜ日記

メンタル限界ADHD人間によるどうでもいいブログ

20代陰キャオタク女に結婚は不可能なのか

こんにちは。Choromeです。

曖昧な表現が苦手で、レシピに”適量”って書いてあるとキレます。

 

 

なんやかんやで今年が20代ラストである。

新卒で入った会社を干され、コロナ禍で未曾有の終末感が漂うなか療養と就労移行支援事業所通いに精を出し、就活を経て新たな仕事が見つかったあとはそこに定着すべく努力を重ねてきた。

 

必死で日々を過ごすうちに、気づけば今年で29歳となり、節目である30歳が目前に迫ってきた。

仕事が勤続2年半となり体調も良い日が多くなってきて、ようやく社会復帰を果たせたのではないかと安心している。

 

 

現在の生活に余裕が出てくると、どうしても気になってしまうのが将来のことである。

独身未婚で40代を迎えている周囲の知り合いが「寂しい」などと口にしているのを見ていると、どうにも不安に駆られる。

結婚したいという気持ちが強くなってきた。

 

 

皆様もご存知のとおり、日本の生涯未婚率と晩婚率は上昇し続けていて、”結婚しない人”、”結婚できない人”がかつてない勢いで増加している。

 

女性の社会進出が進み、経済的な意味で男性に依存する必要がなくなったことによる未婚率の上昇および晩婚化はたしかに事実であろう。

 

そういった、自分の意思で結婚しない人は除くとして”結婚したいができない”人もかなり増えてきているのではないだろうか。

ハイ、私です。

 

 

結婚願望を持っているにも関わらず結婚できない人のなかにはChoromeのように、そもそも異性との出会いが皆無という人間が多いのではないだろうか。

 

社会人になると基本的には会社と自宅の往復になり、出会いはかなり限られる。

それでも一昔前ならば近所のお節介おばさんがどこからか縁談を持ってきたり、女性社員は社内で結婚相手を見つけて寿退社していく、いわゆる”腰掛け”での就職がメインだったために、男女双方にとって社会人になってからもチャンスが残っていた。

 

ところが現代はどうだろうか。

女性も男性と同等に働くことを求められるようになり、寿退社を前提に腰掛けで就職する人はほぼいなくなったと言っていいだろう。

職場が男女の出会いを提供する場ではなくなったことで社内恋愛からの結婚というパターンは以前よりも確実に減ってきていると思う。

近所のお節介おばさんはいつのまにか絶滅した。

世話を焼いてくれる人がいなくなったので、いい歳になるとどこからか縁談が舞い込むということもなくなった。

 

職場ルートやお見合いルートが潰され、他に考えられるとすれば街コンや相席居酒屋、趣味のコミュニティなどだが、それも人口が少なく交通の便が悪い地方ではなかなか厳しい話である。

 

社会人になるとそれぞれの異なるライフスタイルが確立されていくがゆえに学生時代の友人たちとはどうしても疎遠になりがちなうえに、SNSの普及によりリアルの人間関係はより希薄になりつつある。

友人や知人からの紹介というのも望み薄なわけだ。

 

アラサーである我々の世代は20代のうちに結婚するための地盤固めとしてもっとも重要な時期である22〜25歳の期間をコロナ禍に奪われており、それも結婚率の低下に拍車をかけているだろう。

 

こういった時代の流れにより20代社会人には自然な出会いが極端に難しくなっている。

マッチングアプリが台頭してくるのも頷けるというものよ。

 

 

職場や趣味のコミュニティからの自然な出会いには期待できず、友人の紹介やお見合いもほぼない状態となると、マッチングアプリや結婚相談所が陰キャオタクにとって最後の砦となる。

 

しかしこれらのサービス、利用したことがある方ならばおわかりかと思うが、”究極の効率厨”に向けたものというか、効率厨以外はお断りなシステムになっている。

 

居住地や年齢、学歴、年収等の条件を設定して検索をかけてヒットした相手を順番に閲覧、いいなと思う人にマッチング申請を出して相手が許可すれば1対1での個人チャットが始まり、実際に会う約束を取りつける。

そうして何回かデートを重ねて交際に発展させるというものである。

 

自分に合う人を見つけるまでに10人や20人と会うことはザラだし、結婚まで見据えるとなると条件にもよるが50人を超えることもある。

 

それだけ多くの人に会わなければならないので必然的に効率厨にならざるをえない。

チャットで少し会話をしてみて合わなさそうなら即ブロック、実際に会ってみてやっぱり違うなとなればやはりブロック。

お互いを容赦なく切り捨て合う修羅の世界である。

 

それだけ必死に頑張ってようやく運命の人に出会えたと思ったら相手が既婚者で、知らないあいだに不倫の片棒を担がされていたというオチがついてくることもある。

 

結婚相談所なら既婚者が紛れ込むことがなく、本当に真剣な人たちばかりなのですぐに素敵な人と出会える、というような宣伝文句もあるが結婚相談所もやることはマッチングアプリと結局同じである。

条件で検索をかけ、良さげな人に申請を送って個人チャット、会う約束をするという、既視感ありまくりの流れ。

 

マッチングアプリよりも真剣度が高いということは、少しでも合わなければマッチングアプリ以上の速度で切られることを意味している。

男女問わず結婚相手として少しでも不適格と見なされた瞬間にブロックされた旨の通知が来るので、ある意味マッチングアプリよりメンタルにクる。

 

結婚相談所の多くは入会から成婚退会までの期間の短さをセールスポイントとして謳っており、成婚者の90%が入会から1年以内に婚約までこぎ着けているなどとホームページにデカデカと書いてあったりする。

 

それだけ見ると自分も早く結婚できるのではないかと期待に胸を膨らませてしまうが、早く結婚できるということはそれだけ多くの人と短期間で会ってデートを繰り返しているという意味である。

最近の結婚相談所はお見合いだけしてすぐに婚約ということはほとんどなく、ほぼ必ず数ヶ月間の真剣交際期間を設けている。

結婚という重大な決断をするにあたって数週間や1ヶ月の交際で決めさせるというのもありえない話だと思うので、最低でも3ヶ月程度は婚約に至った相手とのお付き合いに割いていると考えるのが自然だろう。

そうなると結婚相談所での婚活期間が1年なら遅くとも9ヶ月目には今のお相手に出会っていることになる。

1ヶ月に1人のペースで会ったとて2桁に届かない。

おそらくもっとハイペースで会ってはブロック、会ってはブロックを繰り返しているはず。

素早く切り捨てたり切り捨てられたりしたからこそ、1年以内という短期決戦で勝利できているのである。

 

 

マッチングアプリにしろ結婚相談所にしろ、大切なのはスピード感である。

そのために極限まで効率厨にならざるをえず、お互いに切ったり切られたりするというメンタルへの波状攻撃に耐えられる強い心を持っていなければならない。

 

ただでさえ傷つきやすい陰キャオタクにそんなことができるだろうか?

恋愛どころか友人関係すら構築が難しい人間には、いきなり北斗の拳の世界に丸腰で放り出されるのと同じようなものである。

我々みたいな汚物は消毒されて終わるのがオチだ。

実際に消毒されたのでChoromeはマッチングアプリを2ヶ月、結婚相談所を2週間でスピード退会した。

そっちのスピード感だけはある。

 

マッチングアプリも結婚相談所も絶望的に向いていない社会人陰キャオタクが現代において結婚することは不可能なのだろうか。

 

 

 

 

まとめ

お前はもう詰んでいる