メンタル限界ADHD人間のなんでもごちゃまぜ日記

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薄桜鬼にハマれなかった理由

メンタル限界人間のChoromeです。

肉より魚派の人を自分以外に見たことがありません。

 

 

 

あくまで個人的な見解であり、薄桜鬼やそのファンを貶すものではありません。

 

 

 

乙女ゲーマーに "乙女ゲーの代表的な作品は何ですか?" と雑な質問をしたら100人中85人くらいは "薄桜鬼" と答えるのではないだろうか(超絶テキトー)

 

 

薄桜鬼は乙女ゲーム界のレジェンド的存在で、乙女ゲーマーならその名を知らない人はいないだろう。

乙女ゲームブームの火付け役ともいえる薄桜鬼は美麗な立ち絵とスチル、豪華声優陣、史実にオリジナルのファンタジー要素を加えた斬新な設定で、発売から10年以上が経過した現在でも番外編や新規攻略対象を追加したリメイク版などが発売されており、人気の高さをうかがわせる。

 

 

薄桜鬼の人気が巷で爆発したとき、Choromeは当時中学3年生だった。

オタク友達から勧められるがままPSPでプレイした。

まだ乙女ゲームというジャンルが存在することすら知らず、何をするゲームなのかも理解していないまま攻略サイトなども見ずテキトーに進めた。

 

最初は斎藤一のルートに入ったが、あともう少しというところで津田健次郎の声をした殺意の高い金髪に斎藤さんが殺されてしまった。

 

2回目は1回目と違う選択肢を選んでいった結果、鬼の副長ルートだった。

だが個別ルートに入った瞬間、またも例の金髪が蛮行を働いたので副長はお亡くなりになった。

 

3回目は藤堂平助ルートだったが、たぶんかつて仲間だったメガネの人にやられたと思う。

よく覚えていない。

 

4回目は沖田総司ルート。

金髪の人とは比べ物にならないくらい強烈な殺意を抱いたおかっぱ頭に恐怖を覚えたところで記憶が途切れている。

よく覚えていない。

 

 

投げた。盛大にブン投げた。

1人たりともクリアできねーじゃねーか。なんだこのゲーム。いい加減にしろ。

 

 

中学生のChoromeには "どうやっても結局は死ぬよくわからないゲーム" だった。

 

 

それから10年がたち、社会人となってからPS Vitaの薄桜鬼 鏡花録を買った。

そういえばわけわからんまま終わった有名な乙女ゲーがあったなと、なぜか薄桜鬼のことを思い出したのである。

死にたくないのでガッツリ攻略サイトを見ながら進めていき、全員分のルートを完走することに成功した。

 

 

金髪に落ちました。

 

 

あれほど攻略を妨害され恨みの感情すら芽生えていたキャラに落ち着くとはなんとも皮肉な話である。

 

 

だが全員分のルートを攻略しても薄桜鬼にはハマれなかった。

あれほど人気の作品なのにどうして。

みにくいアヒルの子ばりの疎外感を覚えた。

 

 

おそらくだが理由は以下の3つだと思う。

1. 幕末に対する知識が浅い

2. オトメイトの作品が嫌い

3. 攻略対象には生き様を曲げてほしくなかった

 

 

1. 幕末に対する知識が浅い

薄桜鬼の舞台は幕末である。

人探しで京を訪れていた主人公はたまたま新選組の秘密を知ってしまったことで、幕府軍と新政府軍による動乱に巻き込まれていく。

 

なにやら幕末はアツいらしいがChoromeは幕末についてほとんど知識がない。

幕末には人斬り抜刀斎がいたということしか知らない(違う)

斎藤一沖田総司という名前を聞いても ウオォォォォ!!! とはならない。

むしろちょっと小難しそうかも、などと思ってしまうのである。

 

 

2. オトメイトの作品が嫌い

これはもう、本当にもう、なんというか、どうしようもない。

好みの問題、と言ってしまえばそれまでの話なのである。身も蓋もない。

 

Choromeが乙女ゲーにおいてもっとも重視するのは恋愛に至るまでの過程である。

どれほどイラストや声優陣の演技が素晴らしくても、肝心の恋愛描写がお粗末では好きになれない。

 

個人的な見解だが、オトメイト(アイデアファクトリー)の乙女ゲーはシナリオの質よりも美麗なイラストや、イケメンとの萌えるシチュエーション作りで魅せる作品が多いように感じる。

 

Collar×Maliceが好例である。

当初、主人公に対し猜疑心や敵意を隠そうともしない攻略対象たちが付き合ってもいないのに、酒に酔っているとはいえ突然抱きついてきたり、絞殺せん勢いで睨みつけてきたやつが数日後にはキスしてくるなど、好意を持つまでの描写がほぼないにも関わらず急に甘いシーンに突入するのだ。

なぜそうなったのか理解できず置いてけぼりを食らってしまった。

 

だが "糖度の高さに思わずニヤついてしまう" ことは確かである。

"こんなシチュエーションがあったらいいな" を実現する手腕には長けていると言える。

 

萌え>>>>>>>>恋愛描写の丁寧さ

がベースなのでChoromeの好みには合わないのである。

 

薄桜鬼は1人あたりの個別ルートが長く、オトメイトにしては過程が丁寧に描かれているほうであると思うが、幾多の作品を経て刷り込まれたメーカーへのイメージというのは簡単に払拭できない。

 

 

3. 攻略対象には意思を曲げてほしくなかった

いちばんの理由はこれである。

Choromeは社会人になって働きだしてから、恋愛になど目もくれず一心不乱に仕事に打ち込み出世競争を勝ち抜こうとする男性同期たちを見てとても好ましいと思った。

仕事に生きる男はかくもかっこいいものか。

 

薄桜鬼の攻略対象たちにも同じ印象を抱いた。

隊士としての誇りを胸に戦い、戦のなかで死ぬことこそ本望と豪語するキャラたちはひたすらにまぶしかった。

これこそが男の生き様だと思った。

 

だが物語中盤からどのルートも雲行きが怪しくなる。

あれほど "戦って死にたい"、"誇りを捨てて生き延びるくらいなら死を選ぶ" とのたまっていた攻略対象たちが "今はお前のために生きたい" などと言い出すのである。

なに女1人にほだされてんだ???

お前は新選組のために死ぬのではなかったのか?

隊士としての矜持はどこへいった?

攻略対象のなかには "主人公を巻き込みたくない 静かなところで平和に暮らしたい" という理由で新選組を脱退する者もいた。

いや幕府軍絶賛劣勢なうなんだが?

他の新選組隊士を置いて自分だけ逃げるってどゆこと???

最後まで戦って潔く死んでくれ。

 

しかしこれは乙女ゲーである。

死に場所を求めて生き急ぐ攻略対象たちの心情が主人公の存在によって変わっていく、その過程を楽しむゲームである。

史実通りに散ってしまったらそれはもう乙女ゲーではなくなる。

 

それでもやはり隊士たちには新選組としての誇りを抱いたまま死んでほしかったのである。

たかが女1人にほだされ生き様を曲げるようなことはしてほしくなかった。 

物語が成立しなくなるが。

 

その点、例の金髪殺意マシマシデーモンの風間さんは、主人公を嫁にするためつけ狙うという行動原理が終始一貫しておりブレないため推せるのかもしれない。

 

 

まぁクソひねくれキチガイババァの感想なのでアテにしなくてよし。

薄桜鬼が人気なのは事実である。

実はswitchででている薄桜鬼の新作やりたいもん。風間さんルートだけ。

 

 

 

まとめ

男の生き様とは初志貫徹である