メンタル限界ADHD人間のなんでもごちゃまぜ日記

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恋人は鋭利な武器!? 擬人化した武器との恋愛が楽しめるアクションRPG Boyfriend Dungeon 感想

メンタル限界人間のChoromeです。

美容院の予約を2回連続ですっぽかし、自分のADHD度に嫌気が差しています。

 

 

 

今回はSteamで配信されているインディーゲー、Boyfriend Dungeonのご紹介。

バカゲーの部類かもしれないが、めちゃめちゃハマってしまい、徹夜してまでクリアした。

 

Boyfriend Dungeon

1. ゲームの概要

2. キャラクター紹介

3. 感想

 

 

1. ゲームの概要

Boyfriend Dungeonは武器に変身することができるキャラクターたちと共にダンジョンを攻略しながら絆を深めていく恋愛ADV&アクションRPG

Boyfriendと名はつくものの、主人公の性別は男性、女性、ノンバイナリー(自分を男性とも女性とも定めない)の3種類から選択でき、それによって攻略対象が変化することはない。

男性同士、女性同士、ノンバイナリー同士、はたまた動物など性別や種族を問わない全方位対応型のジェンダーフリーな(?)恋愛が楽しめる。

 

ダンジョンにはお目当てのお相手(武器)を選んで突入する。

武器ごとに特性が異なるため、それぞれの長所を活かしながらバッタバッタと敵をなぎ倒していく。

複数に囲まれることが多く弾幕も濃いので、やや難易度は高いものの、プレイヤーにはレベルの概念があり、レベルアップすることで多少のゴリ押しが可能。

 

恋愛パートでは攻略対象とメールのやりとりやデートを重ねることで絆を深めていく。

選択肢による好感度の上昇があったり、プレゼントを渡して反応を楽しむことができる。

攻略対象はわりとみんなグイグイくるうえに展開も早く、スピード感のある恋愛となっている。

 

クラフト機能もあり、ダンジョンで拾ったりお店で購入した素材を使って服や帽子を作りプレイヤーの見た目を変えることができる。

攻略対象に渡すプレゼントも作成可能。

 

恋人どころかデートすらしたことのない主人公が、どのような夏の思い出を作っていくのかはあなた次第!

 

 

2. キャラクター紹介

攻略対象となる7人のキャラクターについて紹介する。

例によって画像はなし。

 

アイザック

ゲーム最序盤に出会うことになる、投資家の黒人男性。

富を分配することで貧しい人々を救いたいという崇高な理想を掲げている。

どう考えても恋愛ADV向けのビジュアルではないが、物腰が柔らかく丁寧な態度で接してくれる。

武器に変身したときはフェンシングのエペ剣の姿となる。

 

ヴァレリア

ゲーム序盤に出会う女性。

芸術活動を行っており、スプレーアートを得意としている。

いろんな意味で濃いキャラの多いこのゲームでは常識人。

武器変身時は短剣になる。

 

サンダー

クラブの経営をしている、ラテン風の濃い顔立ちが特徴の男性。

ドがつくレベルのキツい下ネタを言ってくる。

このゲームを開始するときに、"好ましくない口説き文句が出現することがあります。注意してください。"と警告が表示されるのはだいたいこいつのせいではないかと思う。

タルワールという湾曲した剣に変身できる。

 

ソーヤ

貧乏学生。

話しかたや見た目は少年だが、自称ノンバイナリーであり、彼とも彼女とも呼んでほしくないと言っている。

大学の単位はギリギリ。

薙刀っぽい武器に変身する。使いにくさは随一。

 

セヴン

韓国出身の男性K-popアイドル。

プライドが高くひねくれている。

アイシャドウを渡すと喜ぶあたり、ケーポアイドルとしての意識の高さを感じる。

武器はスターウォーズのアレを彷彿とさせるレーザーセイバー。

 

ポケット

猫。

本当に猫。

全方位対応型の恋愛ゲームなので相手が人間である必要はない。

武器はメリケンサック。

 

ローワン

ミステリアスな雰囲気の中性的な青年。

白いハトのクロウリーを連れている。

渡してくる暗号を解かなければ攻略できないため、ある意味難易度は一番高い。

大鎌に変身する。

 

 

3. 感想

武器の擬人化、これ自体は刀剣〇舞やら艦〇れやらがメジャーになっている日本に住む我々にとってはさほど珍しくはない。

しかし女性向け恋愛ADVというと、ひたすら文章を読み続けるだけのノベルゲーが大多数を占めているなかで、女性向け(男性の攻略対象がいる)ゲームで、かつアクション性やRPG要素のあるものは非常に珍しいのではないだろうか。

ダンジョンを攻略しレベルを上げつつ、(男性)キャラクターとの恋愛が楽しめるゲームということで、ゲーム性のある恋愛ADVを求めていたChoromeにはドンピシャだった。

 

ダンジョンは一対多数を強いられることが多く敵の攻撃が痛いため簡単ではないが、途中で倒れてしまっても集めたアイテムと経験値はすべて持ち帰れるうえ、次回突入時には奇数階からリスタートできる。

1層からやり直す必要はないので、アクションが苦手でも心が折れにくい。

残念なのは潜れるダンジョンが2つしかなく、どちらもそれほど長くないのですぐに隅々まで探索し終わってしまい、あとは攻略対象との親密度を上げたりクラフト素材を集めるためだけに潜るという作業になってしまう点である。

ダンジョン攻略をメインにしているゲームなので、数はもっと用意してほしかった。

 

本作には服や帽子に一部特殊効果は存在するものの、防御力の概念はなく、好きなものを装備することができる。

RPGの場合、たいていは武器や防具の性能を重視して装備した結果、見てくれがゴリラのようになることはあるあるだが、このゲームでは自分の好きなようにコーディネートできる。

裏を返せば、強い装備を求めて探索する、といったRPGの醍醐味といえる部分がないので人によっては不満に感じる可能性はある。

 

クラフトでは製作するものによって必要な素材が変わるが、素材ごとのドロップ率が大きく違い、特定のアイテムが枯渇したり逆に余りすぎたりする点は少しバランスが悪いと感じた。

 

キャラデザは洋ゲーなのでお世辞にも日本人好みとは言えず、キャラクターの外見が受け付けないという人もいるかもしれない。

 

恋愛パートは和製恋愛ADVのような恋愛関係に至るまでの過程を丁寧に描く、ということはなく、それらに慣れている人からすると、攻略対象が主人公に対して心を開くのが早く展開が唐突に感じる。

海外のノリはこうなのかもしれない。知らんけど。

恋人同士になるまでの期間が短いぶん、糖度はかなり高い。

クールで硬派に見えるキャラも頻繁に愛の言葉をささやいてくれるので、恋愛している感覚はある。

これだけ糖度が高いので、もっと恋愛イベントが多いとさらによかった。

本編の雰囲気とは打って変わってエンディングはかなりあっさりしており、恋愛ADVとしてはラストが物足りなかった。

後日談などがほしい(強欲)

恋愛ADVにはありがちな、選択肢を間違えると攻略不可能になったり好感度がたりないとゲームオーバーといったことはないので、全員同時攻略が可能。

 

 

ダンジョンや恋愛イベントの数などボリューム面ではやや不満があるものの、アクションRPGを楽しみながら性別や種族を問わず恋愛ができるゲームとして、値段以上の価値は大いにあると感じた。

昨今のテキストを読み続けるだけのゲーム性皆無な乙女ゲーや、明確に恋愛を目的とせず育成をメインに掲げる女性向けソシャゲなどに飽き飽きしている方にはぜひやってみてほしい。

もちろん女性以外にもオススメ。

Nintendo Switchでも遊べるのでPCがなくても安心!

 

 

隠し攻略キャラクターが2人いるらしいんですけど、どうやったらフラグ立つのかわかりません。誰か教えて。

 

 

 

まとめ

アクションRPGも恋愛ADVもやりたい人は絶対買い‼‼‼‼