メンタル限界人間のChoromeです。
豪雨で靴が2足お亡くなりになりました。
就労移行支援事業所に通い始めて6ヶ月、前職を辞めてから10ヶ月、障害者雇用で某企業に就職が決まった。
就職に向けて就労移行でどのような活動をしてきたのかを振り返ることで、就労したいという意欲のあるすべての方にとって参考になるとありがたい。
1. 入所~3ヶ月目まで
2. 4ヶ月目~5ヶ月目まで
3. 6ヶ月目~内定まで
1. 入所~3ヶ月目まで
激務と薬(コンサータ)の副作用で体調を崩した結果、前職を退職したので週に3日(午後のみ)の通所から始めた。
当初はとにかく体調が安定しなかったが、通所できたときは事業所で基本的なビジネスマナーやコミュニケーションの方法を講義形式で学んだ。
正直、社会人として働いた経験のある人ならば知っていて当然のことばかりなので、内容は退屈だったが、まずは安定して通所ができなければ就職活動は不可能なため、できるだけ休まず通うことを目標にした。
通所を開始して3ヶ月目には週に5日、5時間のフル通所ができるようになった。
このときはとにかく早く再就職がしたいという気持ちが強すぎて、その焦りが逆に比較的早い段階からのフル通所を可能にしたのではないかと思う。
面接対策と実際の就職活動で使用する履歴書および職務経歴書の作成はこの段階からすでに始めていた。
2. 4ヶ月目~5ヶ月目まで
4ヶ月目からは講義形式での座学を卒業して職業訓練コースに移行した。
ここでのメインはExcelを使った事務的な模擬業務と、実際に職場体験を行う企業実習の2つである。
模擬業務は簡単なデータ入力なので、ここでも退屈さとの戦いだったが、企業実習は自分の体力を測るという点で非常に役に立った。
特に通勤時間は重要で、1時間以上かかると肉体的な負担が大きいうえに心が折れやすいということもわかった。
1回目の実習ではWeb上に掲載するコラムを執筆する作業を行った。
難易度が高いというわけでもなくシングルタスクなので作業自体に問題はなかったが、実働4時間でも通勤が片道1時間半(+徒歩20分)かかったため、5日間行ったところ負荷がかなり高く感じた。
2回目は不要な書類をシュレッダーにかけたりシールを切り貼りする事務補助のような作業だった。
こちらも期間は5日で作業には困難を感じなかったが、やはり通勤が片道1時間半だったので体力的に厳しく、最後のほうは気合いだけでやっていた。
3. 6ヶ月目~内定まで
2回の企業実習を終えてから就職活動を開始した。
通勤時間が長いとフィジカルもメンタルも死にやすいと実習で学んだことから、通勤時間が1時間以内か在宅でのリモートワークが可能な求人に絞って探していた。
面接対策としては障害者雇用専用の履歴書をレビューしてもらい加筆修正しつつ、面接で必ず聞かれることをメモしてまとめた。
どれだけ入念に対策したとしても、予想外の質問がくることはあるので、そういったことがあるたびに新しく書き足した。
内定までに選考を受けた企業は2社である。
2社とも書類選考→一次面接+筆記試験→二次面接の流れであった。
最終的に両方から内定をいただくことができた。
就労移行に通う場合に意識すべきこと
まずは体調を安定させることである。
障害者雇用(特に精神と発達)で企業が応募者に対してもっとも重要視することは体調管理ができているか、という点である。
安定して事業所に通えているか、体調を崩したとき(崩しそうなとき)に適切なセルフケアをしたり、上司や主治医に自ら相談ができるかといったところは面接の際に必ず確認される。
就職活動を始めるのはまだ先という場合でも最初の段階から体調管理ができるようにすることはもっとも重要なのではないかと思う。
次点で大切なのは企業実習に参加することである。
発達障害は人によって特性が異なるうえに得意分野も苦手なこともさまざまである。
どういう状況下に置かれたとき特性が顕在化しやすいか、どのような工夫をすればある程度カバーできるか、どういった合理的配慮をしてもらえば助かるのかを見極めるのに企業実習は必須である。
さらに特性の理解だけではなく体力面での条件を考えるのにも役立つ。
Choromeを含め、精神障害や発達障害を持つ人のなかにはフルタイムでの労働や長時間の通勤に耐えられるほどの体力がないこともある。
何時間の勤務なら続けられそうか、通勤時間は何分までなら無理なく通えるかといったことを見極めるのに企業実習は大いに役立つ。
できれば複数回経験して自分自身を理解するのに役立ててほしい。
自分の特性や体力がわかれば、どのような条件で仕事を探すべきなのかがおのずと見えてくる。
今回は就労移行での活動内容を振り返った。
障害の有無に関わらず、働きたいと願うすべての人が活躍できる社会を願ってやまない。
まとめ
体調管理は最重要
企業実習に行きまくれ