メンタル限界ADHD人間のなんでもごちゃまぜ日記

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新卒の就職活動まじ茶番すぎる

メンタル限界人間のChoromeです。
天パがひどすぎて寝起きには自動で巻き髪になっています。

 

 


就労移行支援事業所に通い始めて半年。
いよいよ就活フェーズに移行したので、就職活動を行っており現時点で2社の一次面接を受けた。

 

中途採用の面接を経験して感じるのは、新卒での面接は本当に茶番だということである。

 

中途採用での面接は新卒と比べて非常にやりやすいと感じる。
なぜなら前職で行っていた業務や持っているスキル、前職の退職理由など、中身のあることを聞かれるからである。
障害者枠での応募だと、ここに配慮事項が加わるため、何を聞かれるのかが明確という点も大きい。

 

一方、新卒の面接はというと、志望動機はまあいいとして、ガクチカ、どのようにして会社に貢献できるか、希望する仕事など、明確な答えがなくどうとでも言えるような内容ばかりである。

 


ガクチカは学生時代に力を入れたことの略で、たいていはバイトリーダーをしていました、だのサークル活動で役職に就き成果を上げました、だのといった課外活動に関する回答が求められる。
ここで"勉強を頑張っていました"などと答えると、たいていお祈りメールが届く。
学生の本分は学業であるにも関わらず、勉強以外に精力を注いでいるほうが評価されるのである。
実際、Choromeと同じ大学の友人は学業の面では非常に優秀だが、アルバイトもサークル活動もしていなかったためガクチカで答えられることが勉強以外になく、就職活動は難航していた。
おそらくアルバイトやサークル活動を通して、周囲の人間と協力して物事を進められる能力があるのかどうかを見極めるための質問なのだろうが、バイトリーダーだからといって協調性があるとは限らないし、勉強だけしている人が仕事のできない人間かといえばそうではないだろう。

 

どのようにして会社に貢献できるのか、という問いはアルバイト以外に就労経験のない新卒には非常に難しい質問である。
中途ならば具体的なスキルを引き合いに出して、こういった業務で活かせますと答えることができるが、学生のうちに修得できるスキルのうち実際の業務で役立つようなものは一部の専門的な技能を除くとほぼないといえるだろう。
特に文系ではこの傾向が顕著である。
結果、コミュニケーション能力を活かして~などという、資格などがあるわけでもなく証明ができないうえ、誰にでも言える中身のない回答になってしまう。
そして企業の担当者からは、最近の学生はみんな同じことしか言わない、との嘆きが聞こえてくるのである。

 

希望する仕事に関しては、総合職採用が前提となっているほとんどの日系企業では意味のない質問である。
複数の部署を転々とし、幅広い知識を身につけたゼネラリストを育成することが基本となっているため、やりたい仕事ができるとは限らない。
面接では技術職を希望していても、入社してみると営業職になることがある。
就職した直後は希望通りの部署でも数年で異動となり、まったく違う内容の仕事を任されることもある。
どんな仕事がしたいかを面接で聞いてくるわりに、はっきりとやりたい仕事内容を伝えると、"希望と違う部署に配属されたらすぐに辞めてしまうかもしれない"と危機感を抱かれた結果、不合格となる場合もある。
かといって具体的な回答をしないでいると、働く気がないと捉えられかねないので、希望は伝えつつ、なんでもやりますという気概を見せなければならない。

 


つまり新卒の面接は答えづらい質問ばかりなうえに、面接官の求める回答ができるかどうかだけが重要視される。
完全な茶番だが、その茶番を割り切ってまじめにやれる者のみが内定を獲得できるのである。

 

就職活動でいちばんつらいのは間違いなく新卒なので、現在新卒で就職活動をしている方がいらっしゃれば、ここが踏ん張りどころと思って頑張ってほしいと思う。

 

 

 


まとめ
新卒の面接まじクソゲー