メンタル限界ADHD人間のなんでもごちゃまぜ日記

メンタル限界ADHD人間によるどうでもいいブログ

海外移住をあきらめた理由

メンタル限界人間のChoromeです。

全身脱毛のクリニックを検索しては申し込む勇気がでずブラウザバックするのを繰り返しています。

 

 

 

海外移住(中国・上海)を断念したお話。

上海への移住を考えている方にとって参考になれば幸いです。

 

 

Choromeは本気で海外への移住を考えたことがある。

当時、新卒で就職した会社で働いていたがADHDのある自分は日本での就労は不可能なのではないか、と思っていた。

海外では空気を読むことや作業の細やかさなどをそれほど求められないと聞いており、自分には日本よりも海外で働くほうが向いているのではないかと考えた次第である。

上海を選んだ理由は、過去に留学していたため土地勘があり現地での生活をイメージしやすいこと、現地に日本人の知り合いが複数いるからである。

実際、海外への就職をサポートしているエージェントに登録し、面接を数社受けたうえで内定をいただいたこともある。

しかし冷静に考えた結果、最終的には断念することになった。

 

 

海外(上海)への移住をあきらめた理由

1. 相対的貧困待ったなし

2. 健康面での不安

3. 就ける仕事が限られる

4. 新型コロナウィルスの流行

 

 

1. 相対的貧困待ったなし

のっけから金の話である。

命の次に大事なのは金だ。

そしてその命も最低限の金がなければ守ることはできない。

 

上海における20代日本人の平均月給は総支給12000~15000元(日本円で約20~25万円)程度である。

これだけを見るとそう悪くは感じないが、問題は上海での生活コストである。

上海で1人暮らしをする場合に必要な1ヶ月あたりの家賃相場は2020年秋の時点で、6000~8000元(約10万~14万円)ほどである。

家賃だけで給与の半分以上が飛んでいく計算になる。

もちろん中心地からかなり離れたところであれば5000元以下の物件もあるが、通勤を含めて生活全般が不便となるため、割に合うかどうかは疑問である。

家賃の他にも、食費、交通費、交際費、雑費など中国の物価基準とはいえ、上海はすべてが中国で最高水準の値段となる。

相当切り詰めなければ貯金することはできないだろう。

 

Choromeは地方在住であり、1人暮らしをしていたときの家賃は手取りの1/5ほどだった。

その状態から一気に収入の半分を家賃に持っていかれる生活になるのである。

相対的貧困は免れない。

 

 

2. 健康面での不安

あたりまえだが海外移住の第一条件は"健康"であること。

一部の先進国を除いて、外国では日本よりも医療サービスの質が低下するし、現地の病院にかかるとなれば、自身の症状を外国語で的確に伝えなければならない。

中国に限らず、海外は日本と環境が大きく異なり、国内では問題のない健康体であったとしても、慣れない土地に足を踏み入れたことで体調を崩すというのはよくある話だ。

基礎疾患がある場合はもちろんのこと、環境の変化がストレスに直結しやすい神経質な性質だと、常に具合が悪い状態が続くため、仕事どころか普通に生活することすら厳しくなる。

 

Choromeは命に別状はないものの、継続的に治療が必要な持病を抱えており、いつ悪化するかもわからない状態であるため、適切な医療サービスを享受できる可能性が低くなる海外移住は危険ではないかという結論に至った。

 

 

3. 就ける仕事が限られる

その国の人でまかなえる仕事であるならば現地の人に任せる、というのがどの国でも基本的な方針となっている。

中国においても例外ではなく、日本人が就ける仕事は日本人にしかできないものであることが多い。

日本人にしかできない仕事とは、日系企業への営業活動や日本の顧客を対象にしたカスタマーサポートなど、高い日本語能力と日本文化(行間を読む、曖昧な表現を好んで用いる、細やかな配慮が行き届いた丁寧な仕事ぶりなど)に対する理解が求められるものである。

この手の仕事は日本人を相手にすることが多く、海外に住んでいるにも関わらず、やっていることは日本での就労と大差ない

上述の家賃の高さを考慮すると、同じような仕事をしているのに日本で暮らすよりも生活が苦しくなるという事態に陥る。

語学力が不要な点はありがたいが、裏を返せば仕事で外国語を使用する機会がないため、それらのスキルが伸びることはない。

 

選べる仕事の幅が限られているために、自らが理想とするキャリア像を描くことは難しいといえるだろう。

 

 

4. 新型コロナウィルスの流行

決定打となったのはこれである。

上海への移住を画策し転職活動をしていた当時は、中国国内への外国人の入国が厳しく制限されており、内定を得たとしても現地に渡航ができないため、いつから就労可能なのかは未定だ、というようなことはどの企業の面接でも言われた。

そしてその状況は1年が経過した今も変わっていない。

現地で働けるようになる時期が未定で、何年待つことになるのかわからないなかで移住を決断することはできなかった。

 

 

 

 

中国に限らず、海外への移住を計画している場合は、経済面、健康面、自身のキャリアなど、あらゆる角度から現地で生活していける見込みがあるかどうかを真剣に考えることが最重要である。

上海の場合はググる現地採用で就労された経験のある方のブログなどがでてくるため、参考にされたし。

 

 

 

まとめ

お金はだいじです